WebAssembly入門 ─ Webフロントエンドの現実的なユースケースを知り、Wasm製アプリケーションを体験してみよう!
WebAssembly(Wasm)は、ブラウザー上で直接動くプログラミング言語として、JavaScriptを置き換える期待が寄せられますが、実際にWasmが果たすべき役割や適したユースケースとはどういったものでしょうか? Wasmの動作を体験するチュートリアルとあわせて、山本悠滋(igrep)さんが解説します。
WebAssembly(以下、略称の「Wasm」と呼びます。「キャズム」や「~イズム」などからの類推なのか「ワズム」と発音するようです)とは、ブラウザーをはじめとするさまざまな環境で動作する、仮想マシンに対する命令セットです。さまざまなプログラミング言語からコンパイルできることを目指し、特定のハードウェアやプログラミング言語への依存を極力排除するほか、実行速度やファイルサイズ、セキュリティーを重視して設計されています。
本稿では、そんなWasmの歴史から始めて、Webフロントエンドにおけるユースケースや、Wasm製のアプリケーションの使い方を学びます。今後、皆さんがWebフロントエンドでWasmをどう活用するかを考えるヒントになれば幸いです。
- WebAssembly(Wasm)はどのように生まれたのか?
- Wasmに期待されたものと現実のギャップ
- 現実的なWasmのユースケースを考える
- WasmそのものをWATで体験してみよう
- WasmでできることをPyodideで体験する
- まとめ
WebAssembly(Wasm)はどのように生まれたのか?
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