GitHub Actions入門 ── ワークフローの基本的な構造からOIDCによる外部サービス認証まで
GitHubが公式に提供するGitHub Actionsは、後発ながらよく使われるワークフローエンジンとなっています。本記事では、藤吾郎(gfx)さんが、典型的なCI/CDのユースケースに即したワークフローの設定と管理について解説するとともに、注目されているGitHub OIDC(OpenID Connect)の利用についても紹介します。
GitHub Actionsは、GitHubが提供するCI/CDのためのワークフローエンジンです。ワークフローエンジンは、ビルド、テスト、デプロイといったCI/CD関連のワークフローを実行し、定期実行するワークフローを管理するなど、開発におけるソフトウェア実行の自動化を担います。
▶ GitHub Actions - アイデアからリリースまでのワークフローを自動化
GitHub Actionsは2018年にリリースされた比較的新しいサービスですが、GitHub自身に組み込まれていることから、GitHubユーザーにとっては「デフォルトのCI/CD」として好まれ、2022年現在はもっともメジャーなCI/CDのためのワークフローエンジンの1つになりました。
この記事では、GitHub Actionsの基本的な構造と典型的なユースケースにおけるワークフローの記述方法を紹介していきます。ビルドマトリックス、タイムアウト、GitHub APIを利用するための認証・認可の管理といった実践的な技術に加えて、2021年11月から提供されているGitHub OIDC(OpenID Connect)を利用した外部サービスの認証についても紹介します。
- GitHub Actionsとは何か? どういう特徴があるか?
- GitHub Actionsにおけるワークフローの基本的な構造
- ワークフローを起動する主なイベントトリガー
- ビルドマトリックスで複数のジョブを作成する
- timeout-minutesキーによるタイムアウト
- ワークフローで認証情報などの秘匿値を使う
- ワークフローで使えるアクセストークンと権限管理
- GitHub OpenID Connectにより外部サービスで認証する
- その他の重要な機能
- 終わりに - ワークフローを複雑にし過ぎないこと
GitHub Actionsとは何か? どういう特徴があるか?
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