超入門SQL 初心者でも理解できるCOUNT()とSUM() ─ グルーピングと集約関数の基本
以前に掲載して好評を博している「SQL入門」の続編です。前回は基本的なSELECT文を解説しましたが、今回は簡単な集計に挑戦してみます。執筆は前回と同じく、日本MySQLユーザ会副代表の坂井恵さんです。
社内に蓄積された大量のデータを、エンジニア以外のスタッフが自分の手で抽出し、集計できる環境を手にする機会も増えてきました。ビジネスの現場にいるメンバーが、自らSQLを使用してデータ操作を行うことができれば、ほしい情報をスピーディーに利用できます。この記事ではそういった「エンジニアではないがSQLを利用できる環境にいる」方に向けて、SQLの便利な集計操作をいろいろと紹介していきます。
- 集計の基本: COUNT(*)関数で件数を取得する
- SQLの集計処理入門: GROUP BYによるグルーピング
- グルーピングを基本的なSQLと組み合わせる
- 合計値やさまざまな集約関数で集計してみよう
- GROUP BY句に書いていない列を取得したいときにどうするか?
- まとめ ─ 業務を知っている人が必要なデータを自分で加工できるように
本記事では前提条件として、一応はSQLを触ったことがある程度の入門者を対象としています。具体的には、以下の基本的なSELECT
文でデータを操作した経験があれば十分です。
- テーブルを指定して、テーブルの全データを表示する
- テーブル内の、特定の条件に合う行だけを選択して取得する(
WHERE
句) - テーブル内の、特定の列だけを指定して抽出する
- 検索結果を並べ替えて取得する(
ORDER BY
句)
こういったSQLの基本的な操作については、私の過去の記事も参照してください。
▶ SQLをはじめよう - 初心者でもわかる、構文とデータ取得の基本 - エンジニアHub
集計の基本: COUNT(*)関数で件数を取得する
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