「がんばらないTypeScript」のための現実的な設定を考える ─ 4レベルの厳しさを使い分けてTypeScript疲れを克服しよう!
エンジニアHubでは2019年に「がんばらないTypeScript」を紹介しました。JavaScriptに静的型付けなどを提供するTypeScriptは、今では実プロジェクトに採用されるプログラミング言語になっています。そこで現実的なTypeScriptの設定を、藤吾郎(gfx)さんに解説してもらいました。
2021年の現在、TypeScriptの価値はますます広く認められるところとなり、多くのJavaScriptプロジェクトがTypeScriptで開発されるようになってきました。またTypeScriptコンパイラは日進月歩で機能が追加され、静的解析や補完などの開発補助機能もますます拡充しており、より便利になっています。
一方で「TypeScript疲れ」あるいは「TypeScript忌避」とでもいえる意見も増えてきたように思います。これにはいくつか理由があるでしょうが、TypeScript自体に起因する多様性と複雑さ、そしてTypeScriptのベースとなっているJavaScriptに起因する複雑さが入り乱れているからだと筆者は分析しています。
そこで本記事では、前半で現状のTypeScriptの多様性や複雑さを「TypeScript忌避」の観点から分析し、そしてTypeScriptの設定のあり方について段階を示します。後半では、NodeJSとWebpackを採用するプロジェクトにTypeScriptを導入するやり方を紹介します。
- なぜTypeScriptへの評価が分かれるのか
- JavaScriptでも得られるTypeScript処理系の恩恵
- TypeScriptの設定の落とし所を探る
- 新規プロジェクトにTypeScriptを導入する場合の設定
なぜTypeScriptへの評価が分かれるのか
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