開発の品質を上げた7つの方法 - ソース管理、コード管理、テスト導入、開発環境の4つの視点から
ソフトウェア開発における、開発管理の手法やツールには、「品質」を向上させるという目的が存在しますが、開発者はまず、手法やツールの先にある「品質」とは何かを理解する必要があります。ソース管理、コード品質管理、テスト導入、開発環境の4つの視点から、「品質管理」の現場で直面した実例と課題とその解決策について小林昌弘さんが解説します。
- 多くの開発現場で感じた課題
- 手法やツールは手段であり「目的」ではない。目指すべき「品質」を具体的に考えよう
- ソース管理での作業領域の明確化とコミュニケーション
- コードの品質管理で直面する問題と解決策
- テストのセオリーと目的を見定める
- 仮想ソリューションを利用する開発環境の管理
- ここまでの方針を決める際に生じた共通課題
- 最後に
はじめまして、株式会社エンバインド代表の小林です。私はこれまでいくつかのITベンチャーに所属しつつ、そこで技術的な方針を決める役割を数多くこなしてきました。その中には、新しいスタッフと共に新規のサービスを立ち上げる場合や、既存のプロジェクトがうまく進まない場合に参加し、問題解決方法などについていろいろと実施や提案をしてきました。
また、社内のプロジェクトだけではなく、問題に直面した外部プロジェクトに途中から参加し、問題の原因を探し、ゴールに導く「クローザー」のような役割を担うことも多くあります。
その中で、多くの方が開発管理を難しく考え過ぎているという印象を抱くようになりました。
そこで今回は、私が開発現場で経験した、あるいは見てきた失敗において、どのような課題を見つけて解決案を考えてきたかについて紹介します。同じような課題を感じている方々に、それらの事例を参考にしていただければと思います。
多くの開発現場で感じた課題
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