低レイヤの知識の重要性は今後も変わらない - 小崎資広に聞くLinuxカーネル開発の裏側

Linuxは、世界でもっとも広く使われているソフトウェアのひとつであり、多くのエンジニアの仕事に密接に関わっています。では、Linuxそれ自体は、どのように開発されているのでしょうか。Linuxの中枢である、Linuxカーネルの開発者のひとりである小崎資広さんに、知られざる開発の裏側を聞きました。

低レイヤの知識の重要性は今後も変わらない - 小崎資広に聞くLinuxカーネル開発の裏側

オペレーティング・システムLinuxは、世界でもっとも広く使われているソフトウェアのひとつであり、オープンソースというカルチャーが生み出した、大きな大きな結実です。サーバー用OSとしてはデファクトと呼べるほどの普及を見せており、それだけにLinuxの動向がもたらす影響は広範にわたります。こうした前提があるなかで、Linuxそれ自体は、どのように開発されているのでしょうか。

今回、お話を聞いた小崎資広(こさき・もとひろ/ 1 @kosaki55teaさんは、Linuxカーネル開発者のひとり。これまで、VM(仮想メモリ)の大幅な性能改善など、大きな貢献を残してきました。小崎さんははなぜ、Linuxカーネルへのコントリビューションを行うようになったのでしょうか。そして、極めて影響範囲の大きいソフトウェアを修正する困難と醍醐味とは。知られざる開発の裏側を伺いました。

配属から最初の2週間で、W3Cのブラウザ関係の規格書を全て読んだ

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