直面する問題を解決したらkaminariができた。Ruby / Railsコミッター松田明のOSS開発の実像

世界中のRubyプログラマに使用されるOSSであるkaminari。これを手がけたRuby / Railsコミッター松田明さんに、開発背景を聞きました。

直面する問題を解決したらkaminariができた。Ruby / Railsコミッター松田明のOSS開発の実像

「これがあったら便利なはずだ」という予測。
あるいは、「これが問題だから、解決する」という現状認識。
新たな技術が生み出される源流にあるものとは、一体なんでしょうか。

Ruby on Rails(以下、Rails)を用いたWebアプリケーション開発において、圧倒的な存在感を放つページネータであるkaminariを開発した松田明(まつだ・あきら/ 1 @a_matsudaさんの場合は、“絶対に”後者であると語ります。

Rails、そしてRubyのコミッターでもある松田さんは、まさにRubyを用いた開発の最中、先行するソフトウェアに感じた課題を解決するべくkaminariの開発を手がけ、いまや、同ソフトウェアはGitHub上で7,000を超えるスター数を獲得しています。

自身の感じる課題に向き合うことが開発のモチベーション、と語る松田さんにとって、「OSSへのコントリビュート」とはどのような意味を持つのでしょうか。また、RubyKaigiやAsakusa.rbといったコミュニティ活動の運営に傾倒する背景を聞きました。

自然言語を得意とするエンジニア

エンジニアHubに会員登録すると
続きをお読みいただけます(無料)。
登録ボタンを押すと、利用規約プライバシーポリシーに同意したことになります。
登録のメリット
  • すべての過去記事を読める
  • 過去のウェビナー動画を
    視聴できる
  • 企業やエージェントから
    スカウトが届く